ビタミンDは紫外線が皮膚に当たることによって作られます。ビタミンDの原料になる成分は、コレステロールから作られたプロビタミンDです。
しかし、このプロビタミンDの表皮内の濃度は、上図のように年齢によって低下してしまいます。これはコレステロールからプロビタミンDを作るために働く酵素の力が弱くなるためと考えられています。
80歳になると20歳頃と比較して、ほぼ半分程度にプロビタミンDの濃度が減っていることがわかります。すなわち、高齢になると、同じ時間紫外線を浴びても、十分なビタミンDを作ることができなくなるわけです。
このため高齢者では、積極的にビタミンDのサプリメントを摂取する必要があります。
出典:Modern Nutrition in Health and Disease
2006 Lippincott Williams & Wilkins
Chap 20: Vitamin D … Michael F. Holic,MD
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