「くる病」をご存知でしょうか。骨が曲がって、折れやすくなってしまう病気です。ビタミンD不足によって起こります。
この病気は、17世紀のイギリスで初めて報告されています。原因も明らかとなり現代では過去の疾病と思われていましたが、上図のように、2015年までの10年間で2.5倍も患者数が増えています。この研究は、赤坂ファミリークリニック院長の伊藤明子先生が行ったものです。
Itoh, M. et al. Vitamin D-Deficient Rickets in Japan.
Glob Pediatric Health 4, 1-5, (2017).
これは小児のビタミンDレベルが低下していることが、大きな原因です。この病気を起こさないためには、まずは母親となる女性のビタミンD濃度を適正値に保つ必要があります。
コメントを残す