ビタミンDが肺ガン予防として有効であるというメタアナリシスです。
動物実験ではビタミンDが肺ガンの転移を抑制するというデータが出ていますが人間の肺ガンをビタミンDが予防できるか否かについては結論が出ていません。
そこで本研究では、12本の論文を精査しており、合計約288,000名の患者について検討しています。
その結果、ビタミンDレベルが高い場合には有意に肺ガンのリスクが減少していたということです。(16%減少, p<0.001)
対象論文がコホート研究なので結論には一定の限界がありますが人間の肺ガンについてはビタミンDで予防出来る可能性が示唆されます。
Vitamin d and lung cancer risk: a comprehensive review and meta-analysis. Cell Physiol Biochem. 2015;36(1):299-305.
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