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ビタミンDで感染予防

集中治療室に入院した121名の患者についてhCAP18とビタミンD濃度との関係について調べています。研究施設は、ハーバード大学の関連病院のMGHです。

hCAP18とはhuman cathelecidin antimicrobial protein 18の略称で、感染予防のために生体が準備する蛋白質です。

本研究では、ICUに入院した時点での hCAP18,25(OH)D3,PTH,vitamin D binding proteinと、90日間での死亡率との関係を調べています。

その結果、hCAP18は25(OH)D3と正の相関を認めたほか、hCAP18が最も少ない群では、最も多い群と比較して90日間の死亡率が4.5倍に上昇していました。また敗血症になる率も高くなっています。

集中治療室の患者の生命予後とビタミンDとの関係について明解に解き明かした研究です。

Crit Care. 2015 Dec;19(1):812. doi: 10.1186/s13054-015-0812-1. Epub 2015 Mar 10.

Crit Care. 2015 Dec;19(1):812. doi: 10.1186/s13054-015-0812-1.

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