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Vit.D濃度とCOVID-19重症度

血液中のビタミンD濃度とCOVID-19感染症との関係について、
各国から報告が上がってきています。
今回のレポートはフィリピンの施設からのものです。

212名のCOVID-19患者についての報告です。
患者の状態によって、重症度を以下の4段階に分けています。

(1) Mild 軽症患者…..肺炎症状なし
(2) Ordinary 中等症患者….CT画像にて肺炎像あり
(3) Severe 重症….. 低酸素血症あり SPO2 < 93%
(4) Critical 最重症…. 集中治療を要する呼吸不全

血中ビタミン濃度は、25(OH)D の値によって以下の3段階に分けています。
単位は ng/ml。

(1) Normal 30 <
(2) Insufficient 21-29
(3) Deficient < 20

重症度とビタミンD濃度との関係を調べた結果、
上のグラフのように、
ビタミンD濃度がNormalの範囲にあると、軽症者が多く、
それ以下では重症者が増える傾向が見られました。

血中ビタミンD濃度を 30 ng/ml 以上に維持しておくことは、万が一COVID-19感染を起こしても軽症で済む可能性が高いと言えそうです。

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