ベルギーからの報告です。COVID-19患者の血中ビタミンD濃度について調べています。Controlとは年齢や性別を同等にした場合のベルギー人での平均的なビタミンD濃度を表しています。
186名のCOVID-19患者(男性109名、女性77名)について調べたところ、対照と比較してCOVID-19患者では有意にビタミンD濃度が低いことがわかりました。
またビタミンD濃度が、20ng/ml未満のビタミンD欠乏患者の割合は、COVID-19患者では58.6%もあるのに対して、対照では45.2%でした。この傾向は男性に限ってみるとさらに顕著であり、COVID-19患者で67%、対象で49.2%となっていました。
ビタミンD欠乏がCOVID-19患者で多いことは否定できない事実であり、今後はビタミンDを補充することがCOVID-19パンデミックを予防する上で重要であると結論づけています。
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