当院の外来受診者(約1700名)の血液中ビタミンD濃度の分布が上図です。
ビタミンD濃度を表す、25(OH)D3濃度が、30未満であると不足状態と考えられますので、この図からわかるように外来受診者の約8割が不足状態にあります。
さらに25(OH)D3濃度が20 ng/ml未満の場合には欠乏状態とされますので、約4割の方が欠乏状態にあると考えられます。
至適値と言える40ng/ml以上であった方は、わずかに5%でした。
男女別の分布と平均値を表したものが下図です。日に当たる機会が多いのでしょうか、ビタミンD濃度の平均値は男性でやや高い傾向があります。しかし、性別を問わず、ビタミンD濃度の平均値は30ng/ml未満であり、多くの方が不足状態にあることがわかります。
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