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ビタミンDと副甲状腺ホルモン

副甲状腺ホルモン(PTH)はカルシウム代謝を司る極めて重要なホルモンです。血液中のビタミンD濃度が低下してくると腸管からのカルシウムの吸収が阻害され、結果として血液中のカルシウム不足の原因となります。

身体はこの状態を避けようとして、副甲状腺ホルモン濃度を上昇させ、骨に蓄えられているカルシウムを血液中へと引き出します。結果的に骨密度の減少が起きてしまいます。

上図は当院の初診患者約500名について、血液中のビタミンD濃度と副甲状腺濃度との関係について調べたものです。ビタミンD濃度が低いほど、副甲状腺ホルモン濃度も低い傾向が見られます。

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